2017年09月28日

テープ版読者会事務局から

秋分が過ぎ、キンモクセイが香り出しました。
週刊金曜日CD版9月22日号より、「テープ版読者会事務局から」を転載致します。

テープ版読者会 事務局から 利用者へのお便りコーナーです。
今週担当の矢部信博です。
秋分が過ぎ、暑かった季節も終わりでしょうか。このコーナーの私の担当もひと区切りとなりました。今月になり、みなさんより、激励やアドバイスの電話やメールを頂きました、ありがとうございます。アドバイスや提案につきましては、後日、まとめて週刊金曜日に提出しようと思います。
私がこのテープ版読者会に参加したのは、発足の記事が週刊金曜日に掲載された後ですから、半年くらい経った頃だったと思います。初めのころの仕事は、もっぱら、助成金の申請でした。最初の助成金で購入したのは、ソニーの2000Tというカセットデッキ7台でした。当時は音訳者にカセットデッキを貸し出しテープ録音することが主流で、リモコン操作の勉強会も開催していました。週刊金曜日を90分テープ4巻に収録するのですから、かなり詰めた音源でした。それを東京都豊島区中央図書館ひかり文庫に持ち込み、全国に貸し出されていました。その頃からの利用者の方もいらっしゃいますよね。
数年経過し、パソコンによる録音を開始しCD版の製作を始め10余年、週刊誌ですから、音訳の巧さよりは、早さと正確さに重点を置き、製作を続けてきましたが、常に音訳者が不足の状況で、東京都内、近県の音訳グループ、大学のサークルや図書館に代表の舛田妙子さんと勧誘に回ったり、カルチャースクールの音訳講座で説明会を開催したりしたのが、つい先ごろのようです。
舛田さんは「視覚障害者のことを考えて音訳する」という理念がぶれないので、新人やベテランを問わず、厳しい校正があり、そばにいてハラハラもしましたが、今、残っている音訳者はその辺、理解し楽しんで参加して来られたと思っています。ただ、その反面、正味二日で担当記事を読み上げるのには、音訳者にも時間や環境に制約が掛かります。自分の音訳に納得されない方は離れて行きました。
私たちは、いつも、CD版を待っている方々がいるから読む、と使命感を持ち製作してきました。その使命感のせいで、無理をし続けてきた音訳者も少なからずいます。この度の休刊後、再開した場合、果たしてどのくらいの音訳者が戻って下さるかは、正直、分かりません。
当会の定期総会は13回を重ねました。毎回、チャレンジすることで前に進んできたつもりです。出版業界、音訳業界に対する提案や意見は尽きません。でも、それらの業界を動かすのは、結局のところ、当事者であるみなさんのパワーだと思います。
みなさんがいたから、私たちは頑張り続けられたと思います。これからは、もっともっと声を上げて下さいね。以上で、テープ版読者会事務局からを終わります。
posted by tapeban at 19:10| Comment(0) | 日記